お口の病気は一見お口とは関係の無さそうに思える様々な疾患と深く関わりがあります。
体力が低下すると自分でお口の環境を保つことが難しくなり、お口の環境が悪化すると全身疾患を引き起こす…
というような、悪循環に陥ってしまうことがよくあるのです。
お口と全身の関わりについて見てきました。これらから、3つの大切なポイントが見えてきます。
・お口の環境を清潔に保つことは、様々な病気の基本的な予防になる
・何か病気をしてしまった時は、その病気の治療だけでなく、お口のケアにも気を配る必要がある
・お口の環境の悪化は、他の疾患が発症しているサインの可能性がある
日常生活でお口の環境に気を配ることで、お口から他の様々な疾患を予防することになり、
さらには、疾患の予兆に気づくこともできます。
お口は、私たちが生きる上で必要なすべての栄養素の入り口です。
その入り口の環境が悪化すると、連鎖的に他の体の部位にまで影響が及んでしまいます。
日ごろから、歯磨きや歯医者さんへの定期健診を心がけて、お口を大切にする習慣を身に着けていきましょう。
著者について