歯磨きのススメ『ブラッシング編』

歯磨きのススメ『ブラッシング編』2019.08.28

歯ブラシを使った歯のお手入れで押さえておきたいブラッシングポイントを解説します。
見落としがちな部分こそ、虫歯を防ぐために重要なところです。
どこに気を配ればいいのか意識しながら歯磨きができるようになりましょう。


歯ブラシを使った歯のお手入れで押さえておきたいブラッシングポイントを解説します。

見落としがちな部分こそ、虫歯を防ぐために重要なところです。
どこに気を配ればいいのか意識しながら歯磨きができるようになりましょう。

 

きれいに歯を磨くには
 ◎歯ブラシの動かし方

部位ごとの磨き方ポイント
 ◎歯と歯のすきま
 ◎歯の裏面
 ◎奥歯の裏面
 ◎歯並びが乱れているところ
 ◎歯の欠けたところ
 

 

 

 

きれいに歯を磨くには

 

歯ブラシの動かし方

基本の動かし方は、横みがきと縦みがきです。


 

ただし、歯に沿って歯ブラシを動かしても、磨ききれず、汚れが溜まりやすい部分があります。
この磨ききれない部分を意識しながら、歯ブラシを動かしましょう。

 

汚れが溜まりやすいのは、せまい隙間や正面からは見えない口の内側部分です。
例えば、
・歯と歯のすきま
・歯と歯ぐきの境い目
・歯の裏側
・歯のみぞ

などが汚れが残りやすい場所です。

  

一度、自分の歯で汚れの染め出しをしてみると、ブラッシングが苦手な場所が分かります。

歯医者さんの歯ブラシ指導の時などに、染め出しをお願いしてみましょう。
 
 
 

部位ごとの磨き方ポイント

歯と歯のすきま

歯と歯や歯ぐきの間のくぼみになっている部分は、歯ブラシの毛先の角(下図)を当てて磨きましょう。

また、歯の表面に歯ブラシの毛が垂直に当たるように、鏡を見て確認しながら磨きます。

  

数本の歯を一気にまとめて擦るのではなく、一本一本、丁寧に歯の表面の角度を意識しながらブラシを当てましょう。

また、歯と歯の隙間は、歯ブラシだけでなく、
ワンタフトブラシやフロス(糸ようじ)なども使いましょう。

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歯の裏面

歯の裏側は鏡で見ても確認しづらく、磨き残しが多くなりがちです。

ここは、歯ブラシの毛の踵(かかと)の角を当てるように磨きましょう。

また、一回だけではなく、何度かブラシを当てると、磨き残しを減らすことができます。

奥歯の裏面


奥歯の裏面は見えづらく、歯ブラシが届きにくい部分で、特に虫歯になりやすいと言われている部分です。
特に意識して磨きましょう。

奥歯の裏面に歯ブラシを当てるには、口を開けた状態だとなかなか届きません。
歯を噛まない程度に口を閉じ、頬を耳の方へ引っ張るように歯ブラシを入れると、奥歯の裏まで歯ブラシを当てることができます。

歯並びが乱れているところ

歯並びが悪く、歯が入り込んだり飛び出している部分は、汚れが溜まりやすいです。
特に丁寧に磨きましょう。

歯の隙間に沿って歯ブラシが当たるように、一本一本丁寧に磨きましょう。
また、ワンタフトブラシやフロス(糸ようじ)なども使ってキレイにしましょう。

 

歯の欠けたところ

歯が欠けて入れ歯を使っている方も、毎日入れ歯を外して自分の歯を歯磨きしましょう。

 ※クラウン〈詰め物)やインプラントなど、固定式の装置を入れている場合は、自分で外してはいけません。
  汚れや違和感がある場合は、歯医者さんへ行きましょう。

隣の歯がなくなると、今まで隠れていた歯の側面が出てきます。
歯の側面もしっかり歯ブラシを当てて磨きましょう。


 

 

歯磨きの大切さ

歯磨きの方法は、一人ひとり違います。
虫歯や歯周病が1つもない健康な人と、歯肉炎や口腔乾燥症を患っている人では違うのはもちろん、
元気な人と加齢や障害などで筋力が衰えている人では歯ブラシの扱い方まで変わってきます。

一つ確実に言えることといえば、どんな人にとっても、毎日の歯磨きは欠かせないということです。
今回の内容を参考に、自分に合った歯磨きを習慣づけて、健康なお口を続けていきましょう!

 

次のコラムでは、歯ブラシ種類との選び方について解説します。
今ページで勉強した歯磨きに適したお口のクリーニング用品とその使い方を解説します。

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